森GM エメ移籍の経緯を語る(記者会見の模様)

16時10分、報道陣が待つ部屋に浦和レッズ森孝慈ゼネラルマネジャーが姿を現し、約40分にわたって、エメルソンのアル・サド(カタール)への移籍経緯を語った。記者会見の模様は以下の通り。(REDS PRESSは有料だから全文載せるの迷ったけれど、記者会見の模様だから載せちゃう。↓)
「今回、カタールアル・サドに移籍が決定したが、このクラブは、昨年からエメに対して興味を持ってこちらに接触していたクラブで、実際に私も6、7回ぐらい会って話をした。アル・サドだけではなく、興味を持っていたクラブはいくつかあったが、アル・サドが一番ハッキリとした意思を持って、“会いたい”などの具体的なアクションを積極的にやってきた。クラブとして“エメという選手を出すためには、それ相応の移籍金を支払ってもらえるクラブではないと簡単には出せません”というのが基本的にあって、“いくら払う気持ちがあるんですか?”というところから話し合いをし、(提示に対して)それだったら納得できるという結果になった。ただ、エメ本人とレッズ間の契約も残っているし、移籍には当然のことながら、本人の意思が大事。従って本人が浦和でプレーしたいと言えば、彼にはその権利があるので、“本人が同意すれば成り立つ話ですよ”ということは伝えていた。そして、アル・サドと本人が話し合いをしてもよいという許可をこちらが出した。実際には代理人のテオが交渉にあたった。
そして、なかなか来ないと皆さんにもご迷惑をおかけしていたが、昨日、エメルソンがリオからパリ経由で日本に来るという飛行機を予約して、それに乗るということになり、テオはこちらからパリへ向かった。パリで本人と合流して、テオから今回の最終的な契約の話をしたようで、カタールへ行くことになった。もちろん、その段階での選択肢として、そのままこちらに帰ってくるかも知れないし、向こうへ行くかも知れないという選択肢は考え得ることではあった。そこで向こうへ行って、昨日サインをして、その連絡が朝の11時ちょっと前に電話で連絡を受けた。電話で聞いたところによると、向こうのクラブとしては大歓迎の様子だったようで、HPにすぐに載せたり、サポーターとかメディアの人たちが空港にたくさん来て、クラブからスタジアムに移動する時でも歓迎されたり、という報告を受けている。本人は前からレッズでプレーすることに非常に満足していた。今回、アル・サドからあった移籍の話に関して、おそらく十分な条件交渉などを踏まえた上で、彼にとってもハッピーな契約だったという風に聞いているし、うちのクラブとしても、いつかは移籍するわけで、今回の移籍のタイミングというものが我々クラブにとってベストかどうかは分からないけれど、良いタイミングだったのではという風に受け止めている」